慢性胃炎のお話12

慢性胃炎のお話12
安中散に入っている生薬
牡蛎(ぼれい)について

牡蛎(ボレイ) 鹹/平  肝腎
牡蛎はイボタガキ科のマガキなどのカキの貝殻(2枚あるうち左の貝殻のみ)を焼成し
てか
ら粉砕し粉にして用いる
700℃で焼いたり、酢に漬けてから500℃で焼いたりしてから使用する
一度焼いてから使用するのは、発熱や中毒症状等の副作用をなくすためである
炎症や熱を鎮め、穏やかな瀉下作用がある
鎮静   ・鎮痛   ・収斂   ・解熱   ・止渇   ・止汗     等
の作用
制酸薬として主に胃腸薬に配合されることが多い生薬
神経性胃炎   ・胃酸過多     ・食欲不振  ・胃下垂   ・慢性胃炎
眼精疲労    ・頸部リンパ節結核 ・生理痛   ・虚弱体質の人の不眠症 等
に効果

漢方処方例
安中散・蠣沢瀉散・柴胡加竜骨牡蠣湯・牡蠣湯・桂枝加竜骨牡蠣湯・牡蠣散・柴胡桂
枝乾姜湯

次回をお楽しみに
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熊木

 

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